暖かい一日でしたね。
しかし、麗らかな天候とは別で、内資系MRにとっては来月3月の
「締め月」と「薬価改正」
が重なる為に、晴れない日が続きそうです。
医療機関の在庫絞りも早い所で、2月下旬から始まっているようです。
薬価改正は薬価ベースで5.2%位でしょうか?
恐らく卸(メディセオ、アルフレッサ、スズケンなど)も、
「利益確保」
に走るでしょうから、医療機関への納入価は下がる事はなさそうです。
となると、私なんかはこれチャンスとばかりに医療機関へ、
「今年はどの卸も納入価格を下げる気配がないですね。
差益(=薬価ー納入価)が減る可能性もありますから、
今のうち3月までに大量購入した方が良いかもしれませんね。」
なんて事を言って煽ってしまうかもしれません。
ダメですよ、MRは価格に言及しちゃいけないんですから・・・。
前置きが大分長くなってしまいました。
前回のお話した人間関係が強固な営業マン(MR)の続きです。
このオジさんMRですが、担当期間が長く、
研修医時代からDrをお世話したり、
教授との関係もしっかり抑えていたからといって
決して病院内でDrに対して偉そうにしていた訳ではありません。
他のMRはDrにペコペコと「米つきバッタ」のように
頭を下げて営業活動をしておりました。
それに対して、このオジさんMRは一言で言うと
「同等」
でした。
ん〜、なんでしょうか「軽妙洒脱」といった感じで、
面白くて嫌みの無いオジさんでしたね。
最近下記の本を読みました。
『売り込まなくても売れる!実践編
トップ1%の営業マンから生まれた「高確率セールス」』
です。
この中で、「高確率セールス」なる、技法ものが出てきますが、
これが、
「売り込まなくて良い」
「購入意思が無ければすぐに切り上げろ」
など、結構中々出来そうにないハードルの高い技法の訳です。
米国でもかなり難しいといわれた一見「タカビー」な営業です。
コンセプトは
「顧客と同等の関係になる」
事で信頼感を得て、結果商品を購入してくれるという内容です。
読んでいて、このオジさんMRを思い出しました。
米国精神医学会(APA)の終身会員であるデイビット.R.ホーキンスは
『パワーかフォースか.-人間のレベルを測る科学』の中で、
「ほとんどの人は嘘を見抜く為の鋭い直感を持っている」
と述べております。
オジさんMRは、Drより上から目線で営業活動が出来たはずなのに
敢えて、「同等」の立場を取っていたようにも感じます。
もしかしたら、「高確率セールス」を展開していたのかもしれません。
あなたの周りにそんな営業マンはいますか?
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